大会4日目の8月2日(水)は、南東の風9〜16ノットのコンディションで3レースが実施されました。この日も抜群のスピードでトップ集団をリードしたのが、アメリカのジョナサン&リビージョンソン・マッキー組(エントリーNo.37 USA2597)です。6レースを終え1位4回、トータル6ポイント(1レースカット)で総合1位。五輪セーリング競技金メダリストの実力をいかんなく発揮しています。
高橋/杉浦組が8位に浮上
第5レースでマッキー組の前を走りトップフィニッシュしたのが、オーストラリアのジェームス・バーマン&タラ・マッコール組(エントリーNo.53 AUS2797)です。
普段はビッグボートに乗ることが多いというジェームスと、レーザー級などで活躍するタラは、「2人で一緒に乗りたいから」とテーザーワールドへの参加を決めました。「結婚する前に一緒に乗ってみたほうがいいでしょ?」と話す2人。一緒に乗ってみてどうだった? との問いには「楽しい! レース中のコミュニケーションほとんどうまくいっているけれど、時々頭にくることもある(笑)」との答え。6レースが終わった時点で26ポイント、総合5位につけています。
クリス・ダンス&ジェレミー・エルムズリー組(エントリーNo.60 AUS2858)が17ポイントで総合2位、ロバート&ニコル・ダグラス組(エントリーNo.11 AUS2848)が22ポイントで総合3位と続いています。
トータル35ポイントで7位と日本人トップに踊り出たのが高橋洸志/杉浦博之組(エントリーNo.13 JPN2809 静岡県・浜名湖)です。佐藤浩章/村岸恭明組(エントリーNo.38 JPN2862 神奈川県・江の島)は、同ポイントながら昨日から2つ順位を落とし総合8位。「外国勢との差はリーチングのスピード。レース後、ダグラス親子に走らせ方のコツを聞くことができたので、明日のレースで試してみたい」(高橋洸志)
トップ集団はマッキー組が頭一つ抜け出した格好ですが、2位から11位までは20ポイント差にひしめく大混戦。明日以降も表彰台を狙った接戦が続きそうです。
また今日は、地元蒲郡市内の小中学生と保護者50人を招待した「親子でヨットレース観戦:テーザー級ヨット世界選手権大会 観戦&交流会〜海と日本PROJECT〜」も開催されました。
間近でレースを観戦した子供たちは、思ったより速く走るヨットに興奮気味。レース艇が沈すると驚いて身を乗り出し、乗員が力を合わせて沈起こしする様子にエールをおくっていました。レース後に海陽ヨットハーバーで行われた参加選手たちとの交流会では、「どうしたら速く走らせることができるの?」「転覆した船はどうやって立て直すの?」といった質問が出るほど、ヨットレースに興味を持ってくれたようです。
軽快なリズムの「ちゃらぼこ太鼓」の演奏を聞き、アサリ出汁が絶品の「ガマゴリうどん」に舌鼓をうち、最後は皆で盆踊りをするなど交流会は最後まで盛り上がりました。
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