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3レースやってクタクタ…レース日・初日

  • 2017.8.1
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大会3日目の8月1日(火)、12時05分に第1レースがスタートし、いよいよ海上決戦の幕が上がりました。この日は西よりの風10〜16ノットのコンディションで3レースが実施され、オーストラリアのベテラン、ヘザー・マクファーレン/クリス・ペイン組(エントリーNo.57 AUS2883)が2位、5位、3位と手堅くまとめ、10ポイントでトップに立ちました。

日本勢トップは佐藤/村岸組の6位

ロサンゼルス五輪セーリング競技の金メダリスト、ジョナサン・マッキーと奥さんのリビージョンソン・マッキーの夫婦ペア(エントリーNo.37 USA2597)は、第1レース、第2レースと続けてトップフィニッシュしましたが、第3レースで10位となりトータル12ポイントで2位に。
「第3レースはスタートで出遅れました。マーク回航でも他艇と接触してペナルティーを受けたのが痛かったですね」(ジョナサン・マッキー)

現世界チャンピオンのクリス・ダンス/ジェレミー・エルムズリー組(エントリーNo.60 AUS2858)は8位、2位、2位と堅実な走りでトータル12ポイントの2位タイ。4位にはトータル17ポイントで、過去2度世界チャンピオンになっているロバート・ダグラス/ニコル・ダグラスの父娘ペア(エントリーNo.11 AUS2848)が入りました。

日本人トップは6位の佐藤浩章/村岸恭明組(エントリーNo.38 JPN2862 神奈川県・江の島)です。第1レース7位、第2レース4位、第3レース12位でトータル23ポイント。
「上位10チームぐらいは実力が拮抗しています。(自分たちの船の)艇速は悪くないので、明日以降もがんばります」(村岸恭明)

9位は3位、9位、17位でトータル29ポイントの山村太郎/吉田向志組(エントリーNo.41 JPN2736 千葉県・稲毛)、10位は15位、13位、5位でトータル33ポイントの高橋洸志/杉浦博之組(エントリーNo.13 JPN2809 静岡県・浜名湖)と日本勢が続いています。

テーザー級の世界大会は参加艇が100艇を超える大船団となってもグループ分けせず、全艇が一斉にスタートするのが伝統です。97艇がエントリーした今大会もその伝統は受け継がれました。しかし全艇一斉スタートの宿命ともいえるのが、時にゼネラルリコールが発生することでしょう。ところが、本日行われた3レースはいずれも1本目でオールクリアとなるきれいなスタートでした。

レース運営を担当する愛知県ヨット連盟は、ゼネリコ頻発を防止するためにスタートラインの真ん中に本部船を配置。この采配が功を制しました。ゼネリコの頻発を覚悟していたセーラーたちにとっては、ある意味期待はずれ!? の予想外の展開でした。

レース後のハーバーでは、3レースを走ってクタクタになったセーラーたちに冷やしキュウリやトマト、アイスキャンディーが無料で振る舞われました。接戦を繰り広げるトップ集団も、完走をめざして楽しむエンジョイ派も涼をとりながら、和気あいあいと談笑。また8月1日にちなみ、各レースの18位、81位のチームに景品が配られるなど、デイリープレゼンテーションも盛り上がりましたよ。

手の皮が剥けていても、豆ができていても、明日もはりきっていきましょう!

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