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米国マッキー組が優勝!大会最終日

  • 2017.8.6
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愛知県蒲郡市の豊田自動織機 海陽ヨットハーバーで7月30日から開催されていた「テーザー級ヨット世界選手権大会」は、8月6日に最終日を迎えました。21回目の世界大会を制したのは初日から圧倒的な強さを見せた、アメリカのジョナサン&リビージョンソン・マッキー組(エントリーNo.37 USA2597)。2位から4位までは33艇が参加したオーストラリア勢が占め、日本人最高位は世界大会初出場の高橋洸志&杉浦博之組(エントリーNo.13 JPN2809)でした。

マッキー夫妻が4度目のチャンピオンに

 大会最終日となる8月6日(日)は、朝から風が無く選手たちは陸上待機を強いられます。レースコミッティーはレースを実施しようと規定時間ギリギリまで待ちましたが、最後までレースが行える風は吹かず、最終日はノーレースとなりました。その結果、大会7日目までに行われた11レースの結果が最終順位となりました。



 総合優勝は大会初日から圧倒的な強さを見せた、アメリカのジョナサン&リビージョンソン・マッキー組(エントリーNo.37 USA2597)。7度目の世界大会出場となるアメリカペアが、4回目のテーザー級世界タイトルを手にしました。

「優勝できてとても嬉しい。大会に向け一生懸命練習してきたけれど、予想していたより良い結果になった。レース運営、地元の受け入れ体制、そして参加したテーザーセーラーとの交流、どれもが素晴らしく良い思い出になった」(ジョナサン・マッキー)

「年齢や体力、性別、経験に関係なく誰も同じ土俵でそれぞれに楽しめるのがテーザー級の良いところ。私たちは結婚する前からテーザー級に一緒に乗り、結婚27年目になる今も一緒にセーリングしている。いつまでもハイクアウトをしながら、テーザー級に乗っていられることを願っているわ」(リビージョンソン・マッキー)

 2位はオーストラリアのクリス・ダンス&ジェレミー・エルムズリー組(エントリーNo.60 AUS2858)、3位には同じくオーストラリアのロバート&ニコル・ダグラス組(エントリーNo11AUS2848)が入りました。

「今大会は若手のジェレミーと参加し、レースも、レース以外のプログラムも楽しんだ。とても充実した8日間だった」(クリス・ダンス)
「父と一緒にレース艇に乗り、多くのテーザー仲間とレースができたこと、ヨットに乗らない母も応援にかけつけてくれ一緒に日本滞在を楽しんだことなど、本当に思い出深い大会になった。皆さん(日本語で)どうもありがとう」(ニコル・ダグラス)

 日本人最高位は5位の高橋洸志&杉浦博之組(エントリーNo.13 JPN2809)でした。

「テーザー級は非常に繊細でテクニカルなヨット。上位陣はとてもレベルが高く、なかなか前を走ることができなかったけれど、大会を通してトップ選手たちからアドバイスをもらいだんだんとコツを掴むことができた。選手同士が情報を隠すことなく、仲良く交流することはほかのクラスではなかなかない。アットホームな雰囲気もテーザー級の大きな魅力だと思った」(高橋洸志)

「表彰台には手が届かなかったけれど、存分に世界大会を楽しんだ。次の世界大会も出たい気持ちで一杯。今大会はチャーター艇で出場したので、まずは自分のたちのフネを手にいれないと」(杉浦博之)

 世界5カ国から97艇が参加した今回の世界大会。選手の家族も含めると300名近い人が参加した閉会式・表彰式では、総合成績のほか、年代別の表彰などが行われ大いに盛りあがりました。

 閉会式の最後には、次回の世界大会開催地となるイギリスチームのプレゼンテーションが行われ、日本テーザークラス協会の田中郁弥会長から、イギリスのエリザベス&ロジャー・ペスコット夫妻に大会旗が手渡されました。次回のテーザー級ヨット世界大会は2019年8月にイギリス南部のヘイリング島で開催されます。

【テーザー級ヨット世界選手権大会2017】

総合1位:ジョナサン&リビージョンソン・マッキー組(エントリーNo.37 USA2597)
総合2位:クリス・ダンス&ジェレミー・エルムズリー組(エントリーNo.60 AUS2858)
総合3位:ロバート&ニコル・ダグラス組(エントリーNo11AUS2848)
総合4位:リック・ロングボトム&ダリル・ベントリー組(エントリーNo54 AUS2898)
総合5位:高橋洸志&杉浦博之組(エントリーNo.13 JPN2809)
総合6位:クレッグ・マカフィー&ジリアン・ベリー組(エントリーNo71 AUS2857)

マスター部門1位(総合3位):ロバート&ニコル・ダグラス組(エントリーNo11AUS2848)
マスター部門2位(総合4位):リック・ロングボトム&ダリル・ベントリー組(エントリーNo54 AUS2898)
マスター部門3位(総合10位):佐藤浩章&村岸恭明組(エントリーNo38 JPN2862)

グランドマスター部門1位(総合1位):ジョナサン&リビージョンソン・マッキー組(エントリーNo.37 USA2597)
グランドマスター部門2位(総合6位):クレッグ・マカフィー&ジリアン・ベリー組(エントリーNo71 AUS2857)
グランドマスター部門3位(総合8位):ヘザー・マクファーレン&クリス・ペイン組(エントリーNo57 AUS2883)

スーパーグランドマスター部門1位(総合34位):キム・ウィドーズ&メリッサ・クラウフォード組(エントリーNo72 AUS2913)
スーパーグランドマスター部門2位(総合45位):ケン&シージェー・ウェラー組(エントリーNo3 AUS2818)
スーパーグランドマスター部門3位(総合48位):小澤拓身&蜂須賀弘美組(エントリーNo87 JPN2655)

ジュニアヘスム部門1位(総合96位):村田恵里(エントリーNo89 JPN2555)
レディースヘルム部門1位(総合8位):ヘザー・マクファーレン(エントリーNo57 AUS2883)

蒲郡テーザーワールドFacebookページ
https://www.facebook.com/TasarWorlds2017/

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